NPO法人 アズイット

障がい者たちが あるがままに
生きるための 場所を作ろう

リメンバー・ミー(CoCo)は2018年日本で公開されたディズニー映画のタイトルです。メキシコに伝わる伝統文化「死者の日」をテーマにしています。日本でいえばお盆のようなご先祖様が帰ってくる行事で10月31日~11月2日で行われます。

私は2015年メキシコシティで「死者の日」を4泊6日のホームステーでホストファミリーと過ごし体験しました。メキシコ訪問は2007年のチワワ、サカテカス以来でチワワではメキシコ独立記念日と重なり式典、歴史に触れながら現地のホスト家族と過ごしました。

アステカ文明をスペインが植民地にして滅ぼす。その後300年続いたスペイン支配は変遷を経て1822年メキシコとして独立しました。現在のメキシコシティーはスペインがアステカ帝国を破壊しつくし遺構の上に建設したものです。

現在残っているアステカ文化遺構では太陽のピラミッドが有名です。ソロカ(中央広場)はアステカ時代から同じように使用されていたそうです。その広場にはスペイン統治時代の建物が有ります。メトロポリタン大聖堂もその一つですがアステカ文明の遺構上に建設されていたので傾いていて工事中でした。大聖堂の横では生贄の儀式が行われていたアステカ神殿の発掘調査が行われていました。

メキシコではスペイン侵攻後キリスト教が布教されました。街角には肌が褐色の聖母が掲げられています。「褐色の聖母」スペインの布教後なかなか信仰が進まなかった頃「褐色の聖母」が現れて・・・。今では90%の人がカトリック信者だそうです。

そんな歴史の有るメキシコの「死者の日」、どの家も祭壇に祭お供えをして先祖を迎えます。先祖の写真とマリーゴールドの花、頭蓋骨の置物、頭蓋骨の形をした砂糖菓子・チョコレート、カボチャの煮物、骸骨パン(表面が盛り上がり骨をイメージ)と果物、先祖の好物等がパペルピカド(切り絵)で飾られた祭壇に供えられます。ロウソクも点けられ香も焚かれます。

そしてもう一つ飾って有る主役が「カトリーナ」(骸骨の女性)です。誰?、ですが死者の日起源はアステカ文化にあり神話の女神をメキシコの重要な歴史として人々に先住民文化を思い出させる象徴になっています。1900年頃描かれた絵がもとになり今日の主役の座があるようです。「死者の日」は2003年ユネスコの無形文化遺産に登録されています。

死を受け入れることに寛容である、死を恐怖にするのではなく死者とともに楽しく笑い過ごすお祭りと感じました。街並みの外観は変わっても暮す人々の心までは支配出来ないのでしょう。
職場も学校も祝日で休み、多くの人が楽しむ「死者の日」を明るく楽しいホスト家族と過ごしながら、心を開く(Abre el corazon)大切だなと思えました。


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